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【ZELVIA LADIES Diary~繋ぐ~】 #278/八浪直香/良い時も、悪い時も

今回ダイアリーを担当します、#30の八浪直香です!

今季リーグ戦が全日程終了しました。
1年を通して支援、応援してくださったスポンサー様、ファン、サポーターの方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
私が加入して、試合に帯同出来たのは4試合だけでしたが、今のゼルビアレディースがあるのは、皆様のお陰だという事を毎試合実感する事が出来ました。
その分、結果で応える事が出来ず、とても悔しく思います。

加入当初、リーグ2位を目指せる順位につけていて、1部昇格への入替戦を戦えるチャンスがありました。「シーズン途中から加入したからには、人一倍チームの為に行動し、リーグ戦の順位を上げる為に勝利に貢献しなければ。」という思いで約2ヶ月間やってきました。
ですが、私が関わる事の出来た試合での結果は0勝1分2敗、4位でリーグを終える事になりました。

チームとしても、個人としても、納得のいく結果で終える事が出来ませんでした。

途中出場で点差を縮め、チームを鼓舞するプレーができなかった試合、
チームが苦しい時にただベンチをあたためる事しかできなかった試合、
勝点3を目の前にして、勝ち切れなかった試合、、、
もっと違う選択をしていれば結果は違ったのでは?
別の行動をとっていれば良い方向に進んだのかもしれない。
毎試合後、思う事がありました。

そんな時、私を励ましてくれたのは、
「良い時に愉しめるのは当たり前。悪い時こそ愉しみなさい。それが出来る人間は強くなれる。」
という言葉です。

自分の思い通りに物事が進む事はそうそう無くて、殆どの物事は、想定外だったり、自分が苦手だと思う方に進んでいってしまう。
その殆どの出来事にいちいち落胆していても、勿体無い。むしろその物事を「成長するチャンスだ!できない事に向き合わせてくれてありがとう!」と思ってチャレンジ出来れば、どんどん成長できるし強くなれる。

今よりまだまだ子供で考え方が未熟だった20歳の私に、恩師がかけてくれた言葉です。

当時の私は、「思い通りにいかない事は面白くないし、苦しいものは苦しい。それをたのしめだなんて、無理だ。」と、思っていました。
嫌な事からは目を逸らし、楽しい事や得意な事を無意識に優先的に選んでいました。
今思えば、そんな私はどれだけのチャンスを逃してきたのだろう。勿体無い…。
6年かけて、やっと恩師が伝えてくれた言葉の本質に気づけたような気がしています。

どんなにたのしい事も苦しい事も、その人の捉え方次第で悪い方にも良い方にも転がる。
結果が出て良い時こそ、修正すべき点を見つけて改善し続ける。
その時の結果だけでみたら悪い事でも、良い経験として、成長出来るチャンスだと愉しむ。
“人生たのしんだもん勝ち”という言葉がある様に、私はこれからも、人生勝ちゲーを愉しみたいと思います。

シーズン途中にも関わらず、快く迎え入れてくれた、スタッフ、チームメイトの皆んな、ありがとう!

今シーズン、ゼルビアレディースの熱い応援をありがとうございました!
これからもゼルビアレディースは進み続けます!
今後も応援をよろしくお願いします!

■Profile
MF 八浪 直香
1997/7/12
前所属:江の島FC