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「サッカーの街・町田」の夢をのせて

NPO法人アスレチッククラブ町田
理事長 守屋 実

 このタイトルは、2003年にNPO法人アスレチッククラブ町田を設立した時の挨拶のタイトルです。その時は、町田にJクラブを創るという大きな夢を背負ってNPOを設立したのでした。その後2012年には、FC町田がJリーグ昇格を果たし、地域の夢は一つ実現できました。その上で、もう一度サッカーの街の夢について、考えを巡らしてみました。

私がJリーグクラブを創ろうと強く意識したのは、地域の方々の熱く、継続的な思いがあったからなのは間違いありません。そうした地域の願いと同時に、海外の「街とサッカーの強い結びつき」に触れたことが、NPO設立のきっかけになりました。1994年から始めたFC町田ジュニアユースのイタリア遠征で目にした光景が大きな刺激となりました。イタリアの小さな街のサッカークラブに対する、地域の方々の誇りと愛情は、親から子に、子から孫に受け継がれていることを肌で感じました。これこそが「サッカーの街の夢」だろうと今は強く感じています。

プロサッカークラブを創ることが夢ではなく、我が町にプロサッカークラブがあり、応援することが日常になっていくことこそが、真のサッカーの街なのだと改めて考えています。
25年後、50年後でもこの町でゼルビアが市民の誇りとなり愛される存在であり続けるために、私たちが出来ることを今精一杯やっていくことが大切だと考えています。

今年は、昨年の活動をより充実させていくことで、ゼルビアファミリーをもっと、もっと増やしていきたいと思います。ゼルビアひろめ隊が行っている「出前サッカー」は一昨年度4000名、昨年度4800名と年々受講者が増えています。女子サッカーの普及についても、町田サッカー協会と連携をとり、「なでしこ広場」として展開していきます。

育成については、昨年度ユースからトップに初めて昇格者が出ました。この流れをもっと大きなものにしていかなければなりません。そのためには、指導者が強い思いとたゆまぬ研鑽を重ね「育成の町田」と言われるよう努力して参ります。
また、本年度から、「Feel プロジェクト」の活動として「ゼルビアいもづるの会」を始めます。「NPO法人たがやす」さんとの連携で、みなさまに農業を体験してもらう機会をつくりました。
なぜ、スポーツクラブが農業と関わるのかというと、食とスポーツの関係をたどっていった結果です。また、地域の発展に寄与するというゼルビアの理念からも、町田の素晴らしさを発信し、頑張っている方々とのつながりを作っていくことも大切だと考えたからです。

私たちは、サッカーを通して夢を育て、町を愛し、町に誇りをもつ多くのゼルビアファミリーとこれからも活動を続けていきたいと思います。